アツモリソウ属 Cypripedium Linnaeus

クマガイソウ Cypripedium japonicum Thunberg

【分布】北海道西南部・本州・四国・九州。朝鮮・中国。
クマガイソウは日本を代表する名花の1つ。青森県では比較的低山のスギ林、ヒバ林に生える。地下茎で繁殖するのでしばしば群落をつくる。しかし最近では乱掘されて非常に希となった。
■環境庁(VU)、青森県(B)、細井(B)、沼田(EN)。
(1984年6月2日。弘前市。)
(1982年5月29日。平内町。)


アツモリソウ Cypripedium macranthum Swartz var.speciosum (Rolfe) Koidzumi

【分布】北海道・本州。南千島・サハリン・朝鮮・中国・カムチャッカ・シベリア・東ヨーロッパ。
山の草原や日のさす疎林に生える。人目をひく花で採取に遭いやすく、現在青森県では絶滅状態となった。
■環境庁(EN)、青森県(A)、細井(A)、沼田(EW)。
(1985年5月29日。田子町。)


コアツモリソウ Cypripedium debile Reichenbach fil.

【分布】北海道西南部・本州・四国・九州。中国。
青森県ではヒバ林に希に見られる。背が低く花は葉より下に垂れて咲く。花が葉の陰に隠れるため、撮影にはてこずるものの1つ。
■環境庁(VU)、青森県(B)、細井(A)、沼田(CR)。
(1985年6月9日。大鰐町。)
(1982年5月21日。東通村。)


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