ミズトンボ属 Habenaria Willdenow

ミズトンボ Habenaria sagittifera Reichenbach fil.

【分布】北海道南部・本州・四国・九州。中国。
海岸近くの日当たりのよい湿地に広く分布する。近年湿地の開発が進み、生育地は少なくなった。
■環境庁(VU)、細井(B)、沼田(VU)。
(1984年8月18日。木造町。)
(1984年8月18日。木造町。)


ヒメミズトンボ Habenaria linearifolia var. brachycentra Hara
(オゼノサワトンボ Habenaria yezoensis Hara)


【分布】千島・北海道・本州(尾瀬、青森)
青森県では本州北部の下北半島太平洋岸の低湿地に希産。母種のオオミズトンボとは、花が小さく小型であることから区別される。 1983年、相馬昭夫氏が『六ケ所の植物』に、オオミズトンボとして発表したが、その後ヒメミズトンボと判明した。 この撮影地は原発予定地だったので特別の許可を得て撮影した。 なお「あしの会」発行の『よし』15号(1972年)に、今井俊彦氏が不明種として簡単なスケッチを載せたのは本種と考えられる。
■環境庁(CR)、細井(A)、沼田(CR)。
(1984年8月12日。東通村。)
(1984年8月12日。東通村。)


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