【実生】
[メモ] ミズゴケ、混合用土両者ともに発芽した。発芽率は30%くらい。 発芽率に播き床の差異はなかったが、発芽後の生育率はミズゴケの方が良かった。 | |
【植え替え前】
[メモ] ミズゴケが腐ってきたので、発芽小苗を植え替えた。写真は植え替え直前の状態。 | |
【満1年と2ヶ月】
[メモ] 2009/04/20日に今年1回目の植え替えたをした。 そして根の発育確認のため、2009/07/07日に発育の良い5株を選び2回目の植え替えをした。 根は長くのびていたが、チングルマのように鉢に充満せず、本体はぐらつき安定が悪かった。鉢は7.5cm丸プラポット。 | |
【2年目】
[メモ] 鉢増しした。鉢は9.0cmプラポット。写真は最も元気な株を示した。 | |
【4年目】
[メモ] 2011年度は2回植え替えている。2回植え替えた理由は、早く大きくなってもらいたいといあせりだった。しかしあまり根は張っておらず、植え替えたのは良くなかったかも知れない。 チョウノスケソウは難しい植物である。2012年度植え替えまでに枯死するものがあり12株となっていた。 そこで2012年度は1株を5号駄温平鉢に植え替え、6株を45×30cm楕円平鉢に鉢上げし、残りの5株をロックガーデンに移して観察することにした。 |
【鉢上げと地植え】 2012年は1株を5号駄温平鉢に植え替え、6株を45×30cm楕円平鉢に鉢上げし、残りの5株をロックガーデンに移して観察することにした。 |
【8年目開花】 45×30cm楕円平鉢に鉢上げした6株中、2株に花芽が付き開花した(2016/05/08撮影)。なおロックガーデンに移した5株は平成26年3月閉院・解体したため失われた。 |
【株分けと挿し木】 チョウノスケソウを鉢栽培で観察すると、地を這う若い枝から根を下ろして拡がる。そして古くなった親株はやがて枯れる。 今まで私は3年に1度植え替え、植え替え時に根のある若木を切り離して更新・増殖してきた。 また挿し木も可能のようなので、その成績も述べてみたい。 |
【株分け】
[メモ] 根をつけて切り離した若木は、寒冷紗下の棚で1年間養生する。 ただし写真の株は管理が悪かったためか生育が思うようにならず、2009年の春に植え替えようとしたところ根腐れていた。残念ではあるが除去した。 | |
【挿し木】 [メモ] 挿し木の成功率は50%であった。 写真の後方の2つは実生苗(2008/03/22)、前方の2つは挿し木苗(2008/05/19)である。対比として示した。 その後挿し木株は山草会会員に配布したが、うまく育てられなかったと聞いている。チョウノスケソウは栽培が難しい高山植物である。 | |
【挿し木。5年目、開花】 ,br. [メモ] 植え替え用土は基本用土に火山礫を適宜を混ぜたものを用いている。手元に残ったのは1株となったが、挿し木5年で開花した。 チョウノスケソウは栽培が最も難しい高山植物の一つである。なお写真の鉢は5号駄温平鉢。 |
【参考。西洋チョウノスケソウ(ドリアス・スエンデルマニー)の実生】
[メモ] 基本用土に種子約30粒を播き5発芽を得た。2008/05/25日、2芽を植え替えたが1株だけが生育してくれた。 毎年春に鉢増しの植え替えを行った結果、2013/05/27(タネ播6年)、1株に3花を開いてくれた。鉢は5号駄温平鉢である。洋種も難しいと思っている。 |