ツツジ科ツガザクラ属 Ericaceae Phyllodoce Salisbury
エゾノツガザクラ Phyllodoce caerulea (L.) Babington

エゾノツガザクラの花(羊蹄山)

タネが熟すのは青森の平地栽培で、開花後2.5か月くらいとなる。 エゾノツガザクラの場合もミズゴケ床に播いた方が発芽・生育ともに良い。 播き床が用土だと、植え替えが1年遅れる。 エゾツノガザクラは挿し木ができる。私は植え替え時(通常5月中旬)思い切って剪定している。 切り詰めると新しい枝が成長しその枝に花がつくようになる。剪定した枝を前年枝をつけて挿している。 私の成功率は50%以上。挿し木は2年で花を見ることができた。

【実生1。2年目】
  • 種子採種日:2003/06/21
  • タネ播き日:2003/06/28
  • 播き床:混合用土
  • 撮影日:2005/05/15

    [メモ]
    種子は自家採種、混合用土に採り播きした。当年中に発芽するものもある。 生育のよいものから植え替えるが、混合用土だと苗が小さすぎ2年目以降となる。 エゾノツガザクラの場合もミズゴケ床に播いた方が発芽・生育ともに良い。
  • 【実生1。5年目】
  • 植え替え用土:基本混合用土4、ピートモス1
  • 撮影日:2008/04/23

    [メモ]
    植え替えを繰り返し、4〜5年目には花を咲かせている。
  • 【挿し木】
  • 挿し木日:2003/05/24
  • 挿し床:鹿沼土
  • 撮影日:2007/05/16

    [メモ]
    左手前の駄温鉢は実生5年のもの、プラポットは挿し木4年の開花状態を示した。

  • 【植え替えと剪定】
    花がらをすべて取り除き剪定、新しい培養土に植え替える。剪定した枝は挿し木をする。

    植え替え前
    剪定・植え替え後
    翌年の開花

    [まとめ]
    1. 播き床はミズゴケが良い。種子は採り播きすると年内に一部発芽する。
    2. 生育方法はアオノツガザクラと同じ。タネ播・挿し木共、アオノツガザクラより幾分容易な感じを受けている。

    [Home]  [実験植物名に戻る]