ベンケイソウ科イワベンケイ属 Crassulaceae Rhodiola L.
ホソバイワベンケイ Rhodiola ishidae (Miyabe et Kudo) Hara

ホソバイワベンケイの雄花(八甲田山)
ホソバイワベンケイの雌花(八甲田山)

ホソバイワベンケイの実生は易しい方である。また挿し芽(挿し葉)でも容易に発根するので、実生の意義は少ないかもしれない。

【実生1】
  • タネ播き日:2003/08/22
  • 播き床:@混合用土。Aミズゴケ
  • 撮影日:2004/06/29

    [メモ]
    採り播きすると一部当年中に発芽をする。写真はタネまき約10か月の状態。

  • 【3年目】
  • 撮影日:2006/06/30

    [メモ]
    実生3年の状態。タネまき2、3年で花を咲かせる。植え替えは毎年行った。
  • 【6年目】
  • 植え替え日:2008/04/08
  • 撮影日:2009/02/23


    [メモ]
    雄花を示したが種子を採るには雄株と雌株が必要。花を確認してラベルに書き込む。

  • 【再実験】
    実生1ではデータがやや不十分。その後追加実験として実生2も行っているので整理して示す。

    実験No.タネ播き日発芽確認日第1回
    植え替え日
    第2回
    植え替え日
    開花撮影日
    実生2−A2008/08/262009/04/122009/05/222009/07/262009/08/11
    実生2−B2008/08/262008/09/162009/05/222009/07/262009/08/11



    まとめ
    1. 播き床は、ミズゴケ(A)・混合用土(B)で試みた。当年中に一部発芽する。発芽後の生育はミズゴケが少し良い。
    2. 植え替え時根の発達は良い。ミズゴケ床播きは根がミズゴケニからんで切れやすい。播き床は混合用土で十分。 ただし播き床の中間に元肥として少量のマグアンプKを置くともっと良いと思われる。
    3. 再実験ではタネ播き満1年で貧弱ではあるが開花した。下3列目にその写真を掲載する。左が雌花、右が雄花である。
    4. なおホソバイワベンケイは挿し芽が可能。
    撮影日:2009/04/26
    撮影日:2009/07/09
    撮影日:2009/08/11

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