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イワギキョウは人工授粉をすると20〜25日くらいで種子を作るようである。果実(刮ハ)には、褐色にしぼんだ花弁が残りさえない。
しかし子房が膨らんでいれば、中で種子が熟している。イワギキョウと類似にチシマギキョウがあり、同じような場所に生えている。
チシマギキョウはイワギキョウよりやや大きく、強靭な感じを受ける。花弁に毛があり斜め横向きに咲く。
(つぼみの状態ではそれほど横向きでないが、開花すると花の重みで頭をたれ、結果として横向きとなる。)
これに対しイワギキョウは花弁に毛がなく花は上を向いて咲く。葉の姿も違い慣れるとすぐ区別がつく。 |
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【実生】
[メモ] 上記用土に採り播きした。秋になってからのタネ播きなので一部発芽しても成長は鈍い。 2004年春になると発芽数は増えた。 |
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【2年目】
[メモ] イワギキョウは根茎の発達が良くそこから新しい芽を作る。写真は2006年、2回目の植え替え後のもの。 思ったより生育がよいので各ポット(7.5cm)に3株ずつ植えた。 |
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【3年目】
[メモ] タネ播きから3年で花を咲かせた。 |
【再実験とまとめ】
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人工授粉日 | 種子採種日 | タネ播き日 | 発芽確認日 | 植え替え日 | 開花日 |
2009/07/11,13 | 2009/08/06 | 2009/08/07 | 2009/08/25 | 2010/05/10 | 2010/07/19 |
【開花株のその後】 イワギギョウの開花株の命は短いようである。開花までは順調でも、開花すると老化するのか根腐れで死んでいることが多い。夏の暑さが苦手なのかも知れない。 丈夫なチシマギキョウとの大きな違いである。従って毎年花を楽しむには、実生を繰り返すのが安全である。 |