ミツガシワ科イワイチョウ属 Menyanthaceae Fauria
イワイチョウ Fauria crista-galli (Menz.) Makino

イワイチョウ(八甲田山)

イワイチョウの地下茎は横に這い太い。根は紐状で地下茎のところどころに新しい芽を作る。露地栽培すると地下茎が他の植物を圧排するようになる。従って時々掘り起こし一部排除が必要。 乱暴なようだがスコップで掘り起こし、地下茎を刃物で切断して株分けする。実生は採りまき満1年で開花し、コンパクトに育てることのできる。 なおイワイチョウの果実は、開花20〜25日で熟すようである。1つの果実に数粒〜10粒の種子がある。

【実生】
  • タネ播き日:2007/07/10
  • 播き床:ミズゴケ
  • 発芽確認日:2007/07/31
  • 撮影日:2007/09/21

    [メモ]
    種子は自家採種ミズゴケに採り播きした。約20日で発芽を確認、70日で写真の状態まで成長した。
  • 【2回目植え替え前】
  • 1回目植え替え日:2008/04/25
  • 植え替え用土:基本用土
  • 撮影日:2008/07/08

    [メモ]
    翌春4月に1回目の植え替えをした。生育よく根が鉢穴からはみ出してきたので7月初旬に2回目の植え替えをした。 写真は植え替え直前のもので、鉢は8.5cm4連結プラ鉢。
  • 【満1年。開花】
  • 2回目植え替え日:2008/07/08
  • 植え替え用土:基本用土4+ピートモス1
  • 撮影日:2008/07/23

    [メモ]
    9cmプラポット鉢に2回目の植え替えをした。その後花茎を生じ次々と花を咲かせた。

  • [まとめ]
    1. イワイチョウの実生は容易であった。
    2. 種子は採り播きした。播き床はミズゴケ。種子が良かったらしく採り播き20日で発芽した。
    3. 発芽後の生育は良かったが、植え替えは年を越して春に行った。成長が早く鉢底から根が見えたので、その年の7月に2回目の植え替えを行ったところ次々と開花した。

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