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イワカガミは青森市の平地で栽培すると5月中旬に花が咲く。私は人工授粉をし9月上旬〜中旬に種子を採取している。 採り播きすれば1か月でわずかながら年内に発芽する。イワカガミの生育にはばらつきがある。生育の遅れたものは植え替えを繰り返すうち毎年5%程度枯れた。 イワカガミは成長すると(実生4〜5年)地下茎を出して新芽をつくる。しかしヒゲ根は弱く植え替えが難しい。 植え替えは、春になるべく根を傷めず植え替えるのが安全。 |
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【実生】
[メモ] 種子は自家採種。上記の2つの播き床に採り播きした。いずれも30日前後で少数の発芽を見ている。 私の実験ではミズゴケに播いた方が発芽率もその後の生育もずっと良かった。 本葉は出ずそのまま越冬。翌春になると写真に示したように発芽数は大幅に増えた。 | ||||
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【植え替え】
[メモ] ミズゴケに播いた場合、本葉が出てきたら植え替えることができる。 ミズゴケ床に播いた幼苗の根は、ミズゴケにからんでいるので、一部ミズゴケをつけて植え替えた。 長い根は少し切り詰めたこともあったが、発育の一時的遅延を危惧し再実験では切り詰めていない。 ![]()
【4年目】
| [メモ] 写真は実生満4年目。生育にはばらつきがあり、かなり成長したものから今年発芽したかのようなものまでみられる。 生育の良いのを山草会会員に分けた。なお鉢は6.0cmプラポット鉢。 ![]()
【6年目】
| [メモ] 実生5年で開花した株が2〜3あり、実生6年で数%が開花している。イワカガミは実生5〜6年で開花しはじめるようである。 鉢は7.5cmプラポット鉢である。 |
[まとめ]
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