ツツジ科コメバツガザクラ属 Ericaceae Arcterica Coville
コメバツガザクラ Arcterica nana (Maxim.) Makino

コメバツガザクラの花(八甲田山)

コメバツガザクラは高山の砂礫・岩礫地に生え、ツツジ科高山植物の中では最も早く花を咲かせる。鉢栽培での花はやや地味、秋の小春日和に花芽が動くことが多い。 コメバヅガザクラの発芽・生育は良く、矮星小低木のツツジ科植物の中では易しい方である。コメバツガザクラは地下茎から新しい芽を出すので株分けで殖やせる。また挿し木もできる。

【実生4年目】
  • タネ播き日:2003/08/22
  • 播き床:ミズゴケ
  • 植え替え用土:基本混合用土
  • 撮影日:2007/05/22

    [メモ]
    播き床はミズゴケが良い。植え替え用土は砂礫をやや多くした用土とし、鉢底に緩行性化成肥料を置くとよいようだ。 写真はタネ播き4年目の状態を示した。なおツガザクラの名はついているが、属は全く別のものである。
  • 【5年目・開花】
  • 撮影日:2008/04/22
  • 植え替え用土:混合用土

    [メモ]
    私の初回実験では、5年目で一部に開花を見た。実生に慣れたのか2回目実験では3年で開花している。

  • 【再実験とまとめ】
    1. その後再実験(実生2)を行いっている。置き場所がなくなってきたので、実生2では5株だけを育てたが3年ですべて開花した。
    2. 実生3のデータを次に示した。播き床はミズゴケである。約30粒播いている。発芽苗は間引きした。
    3. 1回目植え替えは共同培養床とした。基本用土3、ピートモス1、ごく少量のマグアンプK。2回目植え替えは1株ずつを7.5cmプラポットに植え替えた。用土は基本用土。
    4. 下にその写真を示した。鉢は7.5cmプラポットで、3鉢をまとめて撮影してある。
    種子採種日タネ播日発芽確認日植え替え日植え替え日開花日
    2008/09/142008/09/162009/04/122009/06/272010/04/242011/04/30

    コメバツガザクラ(再実験。2011/04/30)

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