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マルバシモツケは本州中北部から北海道の高山にに自生する低潅木。一つ一つの花は小さく見栄えがしないが、複散房花序になるので路傍の初夏の花として登山者の注目を引く筈である。 「実生1」は知識の乏しかった初期の実験で正直言って失敗例であった。現在「実生2」を追加実験中であり、その成績も今後公表する予定である。 |
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【実生1】
[メモ] 混合用土に採り播きした。3週間〜1か月で一部発芽する。マルバシモツケの発芽苗の生育は遅かった。 (「まとめ」に述べたように、やり方が良ければ生育はそんなに遅くないようだ)。写真は実生2年目のもの。 |
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【4年目】
[メモ]:うっかり植え替えをサボッていた。怠った分、根が鉢内をびっしりと回っていた。 写真は実生と挿し木を比較として示したが、挿し木の方が2年早まる。なお鉢は9.0cmプラポットである。 ◎写真左:実生満4年 ◎写真右:さし木満1年 [メモ]:その後植え替えを繰り返したが実生1の成長ははかばかしくなかった。2012年になって手持ち2株のうち1株を地植えにまわし他の1株は廃棄した。 |
[実生1のまとめ]
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【挿し木・発根状態】
[メモ] 4本挿し2本が発根した。挿し木の植え替えは春に行うのを原則としている。しかし今回は発根状態を示すための、あえて根を現し秋の植え替えを行ったものである。 ![]()
【挿し木3年目・開花】
| [メモ] 毎年植え替えを繰り返した。鉢底には少量のマグアンプKを置き、基本用土で植え替えている。挿し木は発根した2株中1株が3年で開花した。 |
【実生2】 実生1は植え替えをうっかりした例であった。そこで2009年から実生の再実験を行っている。開花まで何年かかるか分からないが、データを更新しながらあわせて掲載することとした。
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【実生2、3年目】
[メモ]:前年秋に植え替え、鉢植え3年目の状態を示した。鉢は5号駄温平鉢である。樹形を整えるため一部の枝を剪定した。 [メモ]:なお2010/10/24日にロックガーデン移植した2株は、今年に入って急に大きくなった。 他の高山植物(メアカンキンバイ、ホソバイワベンケイ等)を圧迫・日陰にするので、影響のない場所に移し変えている。 | |
【実生2、5年目開花】
[メモ]:ロックガーデンに移した株は、元気で大きくなり5年目で沢山花を咲かせた。 |
まとめ]
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