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ミヤマハンショウヅルの実生は難しい部類に属する。初年発芽率は、私の実験では20〜30%であった。 まき床は発芽後の生育が良いミズゴケが混合用土より優れている。発芽幼苗は遮光し水切れにしてはならない。 ミヤマハンショウヅルは、岩場のやや腐食な林床下に根を張り、他の樹木につるを絡ませてのび、花はつるの上部につく。 植物体の上部は日光にあてても、根元(鉢)は涼しくする。 |
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【実生1】
[メモ] 発芽率は30%くらい。本葉が出たら植え替えるが、しばらくは双葉のままである。植え替え用土は鹿沼土、赤玉土、桐生砂、十和田砂の混合用土。 |
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【2年目】
[メモ] この個体は最も成長したものである。多くの個体は成長が止まったような状態が続いた。 幼苗への遮光が十分でなかったこと、培養土に混じた十和田砂に問題があったと思う。十和田砂は軽くて便利だが保水性が悪いようだ。 |
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【4年目】
[メモ] 次に4年目の生育の比較を示す。良く生育したものから、昨年のタネ播きかと勘違いしそうなものまである。 写真左の苗が、5年目(2007年)につるを絡ませ一つだけ花を咲かせた。下にその写真を掲載した。 |
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【5年目】
[メモ] 私の初回実験では、最もうまくいったもので実生5年目に開花した。 |
[まとめ]
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