バラ科キジムシロ属 Rosaceae Potentilla L.
ミヤマキンバイ Potentilla matsumurae Th. Wolf

ミヤマキンバイの花(八甲田山)

【実生1】
  • タネ播き日:2003/07/07
  • 播き床:鹿沼土、赤玉土、桐生砂の混合用土
  • 撮影日:2004/06/28

    [メモ]
    発芽率、成長とも良好。成長のよいものから植え替える。2006年度には多数の開花をみた。
  • 【4年目。根詰まり】
  • 撮影日:2007/05/11

    [メモ]
    ミヤマキンバイは根詰まり、老化を起こしやすいので毎年春に植え替える。植え替時は株分けをして株を更新する。 なおこの例では、実験データが一部不足している。現在再実験を行っている。

  • 【実生3】
    実生1ではデータの一部が不足している。再実験ではタネ播1年の秋に4鉢中2鉢が開花した。従って順調に行けばタネ播2年で開花するものと推定する。写真は省略。

    種子採種日タネまき日発芽確認日植え替え日開花日
    2010/07/182010/07/192010/07/272011/05/012011/09/09


    [まとめ]
    1. ミヤマキンバイの種子は熟すと黒っぽくなる。播き床は用土で実験した。種子が良ければ採り播き10日〜2週間で発芽する。
    2. 夏播だったので植え替えは翌年となった。植え替え時鉢底ゴロ土の上に少量の化成肥料を置く。実生3では植え替えた年の秋に開花した。
    3. その後実験を継続するうち以下のことに気がついた。一般にバラ科高山植物(ミヤマキンバイ、メアカンキンバイ、ミヤマダイコンソウなど)は、実生から育てても花付が悪くなる。 根詰まりを起こさないよう新しい用土で植え替えても、鉢植えでは花を咲かせるとは限らない。地植えとすれば花を咲かせるが、なかなか気難しいところがある。 バラ科は連作を嫌うと書物にあるので、或いはそうなのかも知れない。

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