セリ科シラネニンジン属 Umbelliferae Tilingia Regel
シラネニンジン Tilingia ajanensis Regel

シラネニンジン(八甲田山)

セリ科植物は種類が多く、植物分類上大きな位置を占め、食用や薬用として利用されているものもある。 しかしセリ科植物は山野草のガイドブックを賑わさない。たまに紹介されるのはレブンサイコくらいである。 セリ科植物が山草として人気が少ないのは、大型のものが多くまた花が小さく地味であるからと思う。 見分けの難しいのも一因であろう。青森県の高山で見られるセリ科植物としては、シラネニンジンとハクサンボウフウが代表。

【実生1】
  • タネまき日:
     @2002/10/09(播き床はバーミキュライト)
     A2003/04/01(播き床はミズゴケ)
  • 撮影日:2003/05/04

    [メモ]
    @は採り播き、Aは春播き。播き床は選ばないようだ。単子葉植物かと思われる子葉が面白い。発芽した個体の成長は良かった。 本葉が展開したところでポットに植え替えている。用土は基本混合用土。その後庭植えとした。
  • 【庭植え】
  • 撮影日:2007/06/21

    [メモ]
    庭に移植した。開花してこぼれた種からどんどん殖え、最近は時々除去している。なお鉢植えでの正確なデータを残すため再実験を行った。


  • 【実生2】
    種子は自家採種(2007/08/16)、採り播きした。植替え用土は基本混合用土。鉢底にマグアンプKを少量置く。2年目は、植替えを2回行った。

    タネ播き日発芽確認日植え替え日植え替え日植え替え日開花日
    2007/08/162007/09/122008/05/242009/04/222009/06/212009/07/27

    撮影日:2008/05/24
    撮影日:2008/08/22
    撮影日:2009/07/27


    [まとめ]
    1. 播き床はバーミキュライト、ミズミゴケ、混合用土のいずれでも良い。
    2. 採り播きすれば年内に一部発芽する。
    3. 1回目の植え替えは年明け後となる。植え替えを繰り返せば2年目に開花する。
    4. シラネニンジンはアブラムシがつくので注意を要する。

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