ユリ科ショウジョウバカマ属 Liliaceae Heloniopsis A. Gray
ショウジョウバカマ Heloniopsis orientalis (Thunb.) C. Tanaka

ショウジョウバカマの花(八甲田山)
こぼれかけた種子(庭植え栽培品)

【実生】
  • タネ播き日:2004/06/21
  • 播き床:ミズゴケ
  • 撮影日:2004/08/30

    [メモ]
    ショウジョウバカマは種子のはじけるのが早い。注意して自家採種、採り播きした。 一般にユリ科植物は発芽に時間がかかるが、ショウジョウバカマは約1か月で発芽した。
  • 【3年目】
  • 植え替え日:2006/06/05
  • 植え替え用土:混合用土
  • 撮影日:2007/06/12

    [メモ]
    植え替え2回で生育は少し早まり、タネをまいて満3年の姿を示した。なお写真のポットはは7.5cmポット。
  • 【4年目】
  • 撮影日:2008/04/19

    [メモ]
    タネをまいて4年で一株が開花した。ショウジョウバカマは葉先が土に接すると、そこから発根し小芽をつくることがある。 また株分けによっても殖やせる。

  • 【挿し葉】
    挿した葉の根元に小芽を発根させることができる。ただ挿し葉の全部が成功するわけではない。 小芽ができたら翌年植え替えるが、新芽の成長は遅く生育には実生より時間がかかる。

    実生と挿し葉の対比(撮影日:2009/07/21)
    実生2(満1年)挿し葉(満2年)
    タネ播き日2008/06/09挿し葉日2007/06/27
    発芽確認日2008/07/03植え替え日2008/04/01
    植え替え日2009/05/12植え替え日2009/04/08

    【挿し葉。5年目開花】
  • 挿し葉日:2007/06/27
  • 植え替え日:2008/04/01
  • 植え替え日:2009/04/08
  • 植え替え日:2010/04/22
  • 植え替え日:2011/04/23
  • 植え替え日:2011/10/11
  • 撮影日:2012/05/05

    [メモ]
    数片挿し、発根したのは一片だけであった。毎年基本用土で植え替え大事に育てたところ5年で開花した。なお植え替え最終の鉢は10.5cmプラポットである。

  • [まとめ]
    1. 播き床はミズゴケで良い。ショウジョウバカマはタネ播1か月で発芽した。
    2. 発芽小苗は間引きをし初回植え替えは2年目に行った。その後は毎年植え替え4年目に開花した。
    3. 友人に分けるだけなら、葉の先端を土に接しさせる(小石を置く)のが簡単。秋にはそこに小苗ができることが多い。
    4. 葉挿しも可能であるが全部発根するわけでなく、発根しても開花までは時間がかかる。

    [Home]  [実験植物名に戻る]