ユキノシタ科ウメバチソウ属 Saxifragaceae Parnassia L.
エゾウメバチソウ Parnassia palustris L.

エゾウメバチソウの花(八甲田山)

エゾウメバチソウは仮雄蕊が9〜13裂する点で区別される。種子は開花55〜60日で熟すようである。採り播きしても、発芽は年を越してからとなる。 発芽後の成長は遅い。しかしばらつきがあり、生育の良いのは6月中に植え替えができる。2年目の植え替えで生育は早まり開花する。

【実生】
  • タネ播き日:2006/09/24
  • 播き床:混合用土
  • 試験的植え替え日:2007/06/24(3株)
  • 撮影日:2007/08/12

    [メモ]
    採り播きしたが年中の発芽はなかった。発芽後の成長も最初はあまり早くない。6月に生育の良い3株を試験的に植え替えてみた。残った苗も8月にはここまで成長した。 なお鉢は7.5cmプラポット。
  • 【2年目。開花】
  • 植え替え日:2008/04/03
  • 用土:基本混合用土
  • 撮影日:2008/07/01

    [メモ]
    2年目に入ると成長は早まり開花した。実生満2年で開花するのが分かる。

  • [まとめ]
    1. 播き床は用土とミズゴケ(実生2)で実験している。採り播きしても発芽は翌春となる。ミズゴケ床の方が発芽後の生育は良い。
    2. 発芽後の生育は遅い。1年目に植え替えできるが、自信がなければ2年目に植え替える。
    3. 2年目植え替え後は、成長が早まる。通常2年で開花するようである。

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