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ナナカマドの果実には、6〜7粒の種子が入っている。ナナカマド類の果実は虫食いがあるので注意が必要。虫食いがあると発芽しにくいようだ。 またナナカマド類は種子の殻が固く、採り播きしても当年中の発芽はない。私の経験では1年目の発芽率が良いとはいえず、むしろ2年目に発芽するのが普通といえる。 |
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【実生】
[メモ] ウラジロナナカマドは挿し木や取り木で増やし、山草会会員に分けてきた。ただ生産性が悪いので今回実生を試みた。種子は取り寄せ種子、15粒ほど播いたところ約40日で3粒の発芽をみた。 |
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【植え替え】
[メモ] 植え替え時、ゴロ土の上に少量の化成肥料を置く。植え替え後の生育は順調だった。鉢はプレステラ95である。 |
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【2年目】
[メモ] 鉢増しをした(プレステラ95型→105型)。 |
その後毎年植え替えている。ところが2011年度に至って本当にウラジロナナカマドなのかと疑問を抱くようになった。普通のナナカマドではなかろうかと。 その理由は葉が手持ち株と少し違い、むしろナナカマドに近いからである。一応ウラジロナナカマドとして、花が咲くまで観察を続けたいと思っている。 なおタカネナナカマド、ナナカマド(八甲田山系)についても実験を行なっているので、こちらの方もいずれ発表する予定である。 |
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【挿し木】
[メモ] 挿し木の時期が遅すぎたかと思ったが、3本のうち1本だけ発根活着した。 |