ウマノスズクサ科ウスバサイシン属 Aristolochiaceae Asiasarum F. Maek.
ウスバサイシン Asiasarum sieboldii (Miq.) F.Maek.

ウスバサイシンの花(青森市)
ヒメギフチョウの交尾(青森市)

ウスバサイシンはヒメギフチョウの食草。青森では低山雑木林の斜面に下草として生え、4月下旬〜5月上旬に花が咲く。 種子の熟すのが早く、ある日突然萼筒ごと落下するので、種子の採取には注意を要する。採り播きしても発芽するのは翌春となる。

【種子】
  • 撮影日:5007/06/09
  • [メモ]:茶色のつやつやしたやや大きめの粒が種子。

    【実生】
  • タネ播き日:2007/06/10
  • まき床:基本混合用土

    [メモ]:種子は花が咲いて約1か月〜40日で熟す。水洗いして果肉をとり、その日のうちに播いた。
  • 【1年目】
  • 発芽確認日:2008/03/21
  • 撮影日:2008/04/10
  • 間引きと植え替え日:2008/04/25
  • 植え替え用土:基本混合用土

    [メモ]
    年が明けて一斉に発芽した。発芽苗が込み合っていたので間引きした。 間引きした発芽苗を捨てず、上記用土に植え替えてみた。なお1年目の発育は双葉が出たとこまてである。
  • 【2年目】
  • 植え替え日:2009/04/13
  • 植え替え用土:基本混合用土4、腐葉土1
  • 撮影日:2009/05/25

    [メモ]
    上記用土で植え替えた。鉢は7.5cm連結プラポット。 写真の下方が今年植え替えた2年目のウスバサイシンの葉、写真の上方は今年自然発芽したウスバサイシンの双葉である。
  • 【3年目・開花】
  • 植え替え日:2010/04/06
  • 植え替え用土:基本混合用土
  • 開花撮影日:2010/04/19

    [メモ]
    2010/04/06日に鉢増して植え替えた。16株中10株が開花した。

  • [まとめ]
    1. ウスバサイシンの播き床は用土で良い。採り播きしても発芽は寒さを経た翌年となる。
    2. 年が明けると一斉に発芽する。発芽苗が込み合った場合は間引きをした方が良い。1年目の発育は双葉が出たとこまてである。
    3. 植え替えを繰り返し3年で開花する。なお植物体そのものは鉢植えでは大きくならないが、路地(地植え)に移したものは大株となり、今年(2012年)は半分を排除している。
    4. 実験は終了。

    [Home]  [実験植物名に戻る]