ツツジ科チシマツガザクラ属 Ericaceae Bryanthus Gmelin
チシマツガザクラ Bryanthus gmelinii D. Don

チシマツガザクラの花(大雪山・黒岳)
チシマツガザクラの果実(栽培品)

【実生1】
  • タネ播き日:2007/08/29
  • 播き床:ミズゴケ
  • 発芽確認日:2007/10/14
  • 植え替え日:2008/05/24
  • 撮影日:2008/08/25

    [メモ]:自家採種して採り播きした。年中に発芽している。発芽したのは3芽のみであった。年をあけて6.0cmプラポット鉢に植え替えている。 3芽のうち1芽は消失したが、2芽が生きてくれた。発育の良い方を示した。
  • 【実生1。2年目】
  • 植え替え日:2009/04/19
  • 植え替え用土:基本用土3、蝦夷砂1、ピートモス少量
  • 撮影日:2009/05/27

    [メモ]
    鉢は6.0cmプラポット。植え替え時鉢底にマグアンプKを1粒置いている。
  • 【実生1。3年目】
  • 植え替え日:2010/04/13
  • 植え替え用土:基本用土3、蝦夷砂1
  • 撮影日:2010/06/26

    [メモ]
    鉢は7.5cmプラポット。生き残った2株を並べて撮影した。元気良く成育して枝葉は間のび気味である。 ピンチして樹形を整え、またピンチをした枝は挿し木をした。
  • 【実生1。5年目、開花】
  • 植え替え日:@2011/04/22。A2012/04/27
  • 植え替え用土:@基本用土3、蝦夷砂1。A基本用土2、十和田砂1。
  • 撮影日:2012/06/18

    [メモ]
    植え替え@ではプレステラ95に、植え替えAでは4号駄温平鉢に植え替えた。2鉢(株)中1鉢に花芽がつき、6月中旬開花した。

  • 【実生2B】
  • タネ播き日:2007/09/25
  • 播き床:混合用土
  • 発芽確認日:2008/04/06
  • 撮影日:2008/08/24

    [メモ]
    遅くなってから播くと翌春の発芽となる。生育はミズゴケに播いた方が良く1年目に植え替えができている。 発芽状況を示したが、これだと小さすぎて植え替えはできない。 なお写真2Bの意味は、実生実験ナンバー2で、混合用土(B)に播いたという意味である。

  • 【挿し木】
  • 挿し木日:2004/06/02
  • 挿し床:鹿沼土
  • 植え替え日:2006/06/05
  • 撮影日:2008/06/02

    [メモ]
    チシマツガザクラは挿し木ができる。私の実験では成功率が50%くらい。挿し木をすると2〜3年で花芽をつける。写真は挿し木4年目で花数は増えている。 老木になると枝が間のびし花芽がつきにくくなるので、挿し木をして世代の更新をはかる。
  • [まとめ]
    1. 播き床はミズゴケの方が良い。用土に播いた場合は、植え替えが1〜2年遅れる。
    2. 実生1では5年目に2株中1株が開花した。うまく行けばタネ播5年前後で開花するようである。
    3. なおチシマツガザクラはやや遅咲きである。少し暖かくなってから咲くためか、平地栽培での開花期間は短い。
    4. 枝はまのびする傾向がある。老化が早いようなので挿し木による若木の更新をはかる。

    [Home]  [実験植物名に戻る]