- 播種数の制限
分かっていてもなかなか実行しがたいのではなかろうか。
実生を始めると、あれもこれもと手を広げたくなるのが人情。私もいかに制限するか悩みの種。
最近は目標を定め、その決着がつくまで、新規タネ播きには手をださないようにしている。
- 植え替えの制限
発芽苗数そのものの制限も必要となる。そのためには間引きと、植え替え数の制限である。
現在私は植え替え数を5株〜20株に制限、もったいないけれども他は廃棄している。
ただ植え替え制限を行うと、生育の良い強い株だけを植え替えることになり、変わりものは捨てることになる。
私の実例として、手持ちのエゾノツガザクラの種子から、親とは似つかわない白っぽい変り種が1株生まれている。
また「斑入りミネズオウ」の種子を播いたところ、色々な程度に「斑入り」として発芽した。
このような場合は発芽した全てを植え替えるようにしている。
- 生育株の処分
- 寄与
実生株の一部をまず山草会の希望者に分けている。同好の志に寄与するのは、栽培技術の上達に連なり一番好ましい処分である。
- チャリテー
山野草の展示会を行うと見学者から栽培方法、増殖方法を聞かれ、時には株分け等を所望される。
青森山草会では希望者に答えようと、「チャリテー募金箱」を用意し山草を分け与えている。
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