ツツジ科ミネズオウ属 Ericaceae Loiseleuria Desvaux
斑入りミネズオウ Loiseleuria procumbens (L.) Desvaux

約20年ほど前、青森山草会の一古老から斑入りのミネズオウを一株頂いた。 その樹が老化して元気がなくなったので、人工授粉を行い種子を採種、採り播きした。なお親木は残念ながら翌年枯れた。 今回は実生に慣れ前回より早く生育させることができた。タネ播き翌年に1回目の植え替えている。 なおミネズオウの実生に関しては、その後も行っていたので一覧を示す。

実験No.播き床タネ播き日1回目植え替え日
実生1混合用土2004/09/122006/05/22
実生2(斑入り)ミズゴケ2006/07/182007/08/13
実生3ミズゴケ2008/09/142009/06/27
  1. 播き床はミズゴケの方が、発芽率・生育率ともに良い。
  2. 実生1では混合用土に播いたため、生育率悪く植え替えまでに2年かかった。 初年度に発芽する種子の場合は、播き床用土の中ころに最初から少量の元肥(マグアンプK)を置くと良いらしい。
  3. なお現在私は植え替え時にも、鉢底に少量の化成肥料を置いている。

【実生2。斑入り】
  • 種子採取日:2006/07/17
  • タネ播き日:2006/07/18
  • 播き床:ミズゴケ
  • 撮影日:2007/08/13

    [メモ]
    人工授粉して種子を採種、採り播きした。種子は人工授粉後、2か月半で採種したことになる。
  • 【2年目】
  • 植え替え日:2008/04/23
  • 植え替え用土:基本混合用土
  • 撮影日:2008/09/27

    [メモ]
    はたしてどんな子が生まれるのか疑心暗鬼であったが、やはり斑入りの子が生まれた。 ただし入る斑には強弱があり(?)、これらが成木になった時が楽しみ。
  • 【3年目】
  • 植え替え日:2009/04/21
  • 植え替え用土:基本用土3、蝦夷砂1、ピートモス1
  • 撮影日:2009/09/09

    [メモ]
    鉢底に少量のマグアンプKを置き、上記用土で植え替えた。
  • 【4年目】
  • 植え替え日:2010/04/23
  • 植え替え用土:基本用土2、蝦夷砂1
  • 撮影日:2010/06/26

    [メモ]
    今年も鉢増しの植え替えをした。鉢は9.0cmプラポットである。

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