オトギリソウ科オトギリソウ属 Guttiferae(Hypericaceae) Hypericum L.
ハイオトギリ Hpericum kamtsuchaticum Ledeb.

ハイオトギリ(富良野岳)

オトギリソウ科オトギリソウ属は変化が多い。ハイオトギリは北海道の高山に生える、と図鑑にある。 産地により花の大きさに差があるようで、羊蹄山のものは大ぶりだったと記憶している。


【実生】
  • タネ播き日:2007/09/26
  • まき床:混合用土
  • 発芽確認日:2007/10/22
  • 撮影日:2008/08/24

    [メモ]
    東北北部のイワオトギリの実生は、以前にも行ったことがある。 発芽率、生育ともに良好であったが記録が不十分だったので、今回大雪山系のハイオトギリで再度実施してみた。
  • 【植え替え】
  • 植え替え日:2009/05/08
  • 植え替え用土:基本混合用土4、十和田砂1、ごく少量のピートモス
  • 撮影日:2009/05/25

    [メモ]
    ハイオトギリの生育は思ったほど進まなかった。鉢底ゴロ土の上に少量のマグアンプKを入れて植え替えた。 植え替え当初の生育は遅いが、6月に入って少しずつ早まった。鉢は8.5cm連結プラポット。
  • 【満2年】
  • 撮影日:2009/09/09

    [メモ]
    6月下旬から生育は早まった。
  • 【満3年。開花】
  • 植え替え日:2010/04/29
  • 植え替え用土:基本用土
  • 撮影日:2010/07/21

    [メモ]
    2010/07/21現在、6株中2株が開花した。残りの株も開花するものと思われる。

  • [まとめ]
    1. ハイオトギリの実生はやさしい。播き床は用土で良い。採り播きすると年内に一部発芽する。
    2. 春の芽吹きが遅く大丈夫なのかと心配したが、6月に入ると急に大きくなった。今回は満3年で花を咲かせたが種子が良ければ成長も早く、2年で花を咲かせるものと推定する。
    3. 一般にオトギリソウ科の植物は強靭で、ロックガーデンに移すとこぼれた種からふえ過ぎ除去が必要となる。

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