ツツジ科イソツツジ属 Ericaceae Lendum
ヒメイソツツジ Lendum palustre var. decumbens

ヒメイソツツジ(大雪山。黒岳)

【実生】
  • タネ播き日:2008/10/12
  • 播き床:ミズゴケ
  • 発芽確認日:2009/04/12
  • 撮影日:2009/06/25

    [メモ]
    人工授粉・自家採種して、採り播きをした。ヒメイソツツジの種子は細かい。鉢植えからの種子採種だったが、運良く発芽してくれた。発芽小苗の葉は、最初はあまり細く見えない。
  • 【2か月後】
  • 化学肥料追加:2009/07/01
  • 撮影日:2009/08/23

    [メモ]
    発育遅く2009/07/01、マグアンプKを5か所に埋めた。発育は急に進んだが、夏場にかかったので植え替えなかった。 葉は次第に細くなってきた。
  • 【2年目】
  • 植え替え日:2010/05/05
  • 植え替え用土:基本用土
  • ピンチ開始日:2010/06/19
  • 撮影日:2010/06/26

    [メモ]
    思ったより発育した。ミズゴケをつけたまま10株を植え替えた。6月下旬から二番芽がでてきたので、順次ピンチをしている。 鉢は7.5cmプラポット。
  • 【5年目】
  • 植え替え日:2010/05/05、2011/04/18、2013/05/18
  • 植え替え用土:基本用土
  • 撮影日:2013/10/07

    [メモ]
    その後も植え替えを繰り返した。5鉢を山草会会員に分与している。2013年になり、5鉢中3鉢に花芽がついたが、やはり蕾が動き開花している。 鉢はプレステラ105。

  • 【挿し木】
  • 挿し木日:2008/05/23
  • 挿し床:鹿沼土
  • 植え替え日:2009/04/29
  • 植え替え用土:基本用土、蝦夷砂、少量のピートモース
  • 撮影日:2009/09/09

    [メモ]
    鹿沼土に挿した3本のうち、1本が発根してくれた。上記用土の鉢底にマグアンプKを1粒置き植え替えた。植え替え鉢はプレステラ95型。
  • 【3年目】
  • 植え替え日:2010/04/24、2011/04/22
  • 植え替え用土:基本用土2、蝦夷砂1
  • 撮影日:2011/09/27

    [メモ]
    植え替えを繰り返し、3年目に花芽がついた。しかし9月下旬に蕾が動き出し、花が咲いてしまった。 花芽が小春日和に動くのは、高山性ツツジ科植物に時々見られる現象で、やむを得ず証拠の写真撮影をした。鉢は3号駄温深鉢である。

  • [まとめ]
    1. 種子は大変細かい。播き床はミズゴケ床が良く、発芽後の生育は思っていたより良かった。細かい余分な枝はその一部を剪定した。
    2. 挿し木の場合は昨年枝挿しより、今年のびた葉挿しの方が良いようである。
    3. 花芽は挿し木で3年、実生では5年目についたが、蕾は秋の小春日和に動き開花している。

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