ケシ科コマクサ属 Dicentra Bernh.
コマクサ Dicentra peregrina (Rudolph) Makino

コマクサ(大雪山)

青森市におれけるコマクサの栽培は比較的容易。確実に種子を得るには、花弁を軽く開き受粉を促す。 種子は人工授粉後20日くらいで熟する。熟した種子は採りまきすればボツボツと発芽することが多かった。 今回はデータを得るための再実験である。

【実生】
  • 種子採種日:2010/06/28
  • タネ播き日:2010/06/28
  • 播き床:混合用土
  • 発芽確認日:2011/04/26
  • 撮影日:2011/05/09

    [メモ]
    コマクサは以前にもタネ播をしたことはあったが正確なデータを残していなかった。今回は再実験である。種子は自家採種採り播きした。当年中の発芽はなかったが年が明けて発芽した。
  • 【植え替え】
  • 植え替え日:2011/05/24
  • 植え替え用土:富士砂、桐生砂、十和田砂、蝦夷砂の混合火山礫
  • 撮影日:2011/08/06
    [メモ]
    鉢底にごく少量のマグアンプKを置き、上記用土で植え替えた。鉢は4号駄温深鉢。生育の良い5株を植え替え他は置き場所の関係で廃棄。
  • 【2年目。開花】
  • 植え替え日:2012/04/20
  • 植え替え用土:混合火山礫、少量のマグアンプK
  • 撮影日:2012/05/23

    [メモ]
    3株を5号駄温深鉢に植え替えた。その後2株が花茎をのばし開花した。

  • [まとめ]
    1. 以前のタネ播実験では採り播きにより、年内に発芽するものもあった。しかし今回の実験では年内発芽はなく寒さを経て発芽した。
    2. 播き床は基本混合用土。発芽率は60%以上。水やりと液肥でまのひ気味となる。初回植え替え時は5株を植え替え他は廃棄。
    3. 最終的には3株を植え替えたが全て2年目で開花した。親株となったコマクサは毎年植え替えた方が良い。

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