ユキノシタ科ユキノシタ属 Saxifragaceae Saxifraga L.
ミヤマダイモンジソウ Saxifraga fortunel var. alpana

ミヤマダイモンジソウ(八甲田山)

ダイモンジソウは変化が多いという。ミヤマダイモンジソウは、ダンモンジソウの高山型とされているが定義はあいまい。 ここでは八甲田山系の種子を用いて実験したが、ミヤマダイモンジソウに読み替えてその成績を示したものである。


【実生】
  • タネ播き日:2008/09/22
  • 播き床:ミズゴケ
  • 発芽確認日:2008/10/15
  • 撮影日:2009/04/26

    [メモ]
    タネ播き年内に1粒だけ発芽したが狂い発芽であろう。残りはすべて年を越してから発芽した。
  • 【植え替え】
  • 間引き日:2009/06/24
  • 植え替え日:2009/06/25
  • 植え替え用土:基本用土3、ピートモス1、少量のマグアンプK
  • 撮影日:2009/09/16

    [メモ]
    植え替え前に15本まで間引き、置き場所の関係から5株を植え替えた。根が弱かったので一部ミズゴケをつけたまま植え替えている。 なお鉢は6.0cmプラポットである。
  • 【2年目・開花】
  • 植え替え日:2010/04/13
  • 植え替え用土:基本混合用土3、ピートモス1
  • 撮影日:2010/06/18

    [メモ]
    5鉢中1鉢に花茎が持ち上がり開花した。鉢は7.5cmプラポットである。ダイモンジソウは秋の花というイメージが強い。しかし2011年も6月中旬に開花した。 ミヤマダイモンジソウは平地で栽培すると、6月には開花するのが分かる。

  • [まとめ]
    1. ミヤマダイモンジソウの実生はやさしい。播き床はミズゴケが良い。採り播きすれば一部年中に発芽する。
    2. 多数発芽の場合は間引きをする。発芽苗は根が細かく弱そうなので、ミズゴケを付けたまま植え替えると良い。
    3. 実生2年で開花する。平地栽培では6月上旬に咲き、秋にも2番花を咲かせることがある。

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