![]() |
【実生1。失敗例】 [メモ] 後列右端がタケシマラン。1粒発芽し細い子葉が見える。 タケシマランは初年度の発芽率が悪く、発芽しても初年度はここまでを知らず、死んだと勘違いして廃棄する失敗をした。 |
[補足] 写真は実生実験を開始した最初の記録写真である。実生1回目は駄温平鉢とピートモス鉢を用いている。 ピートモス鉢を用いたのは、成長の早い草花園芸種の播種と勘違いがあった。 2年度からはプラポット鉢を主体にした。現在はほとんどの場合、プレステラ95型(プラ鉢)に統一して播いている。 プレステラ95型は、鉢が四角なため丸鉢のようにデッドスペースを生ぜず、育苗箱への治まりが良い。 またタネ播き鉢の規格が同じだと、見る人にとって見当が容易となる。なお当時はまだデジカメがなく、リバーサルフイルムで撮影していた。 2002年10月にタネまき、翌平成2003年5月に撮影したものである。 後列左からウラジロヨウラク、アカモノ、イワカガミ、タケシマラン、 前列左からミヤマスミレ、ミヤマハンショウヅル、シラネニンジン、イワナシである。 これらのうちイワナシは発芽なく廃棄した。種子の保存が悪かったらしいがイワナシの発芽は遅いので、もう少し辛抱すべきであった。 またタケシマランは1粒だけ発芽した。しかしその後の発育なく死んだと錯覚、廃棄してしまった。 一般にユリ科植物の発芽・生育には時間がかかるものが多いのを知らず、短気を起こしたのは失敗であった。 |
![]() |
【実生2】 [メモ] タケシマランは1年で発芽することもあるが少ない。通常2年で発芽する。1果実から9〜11粒の種子が得られる。 この例では20粒を播き、2年目で11粒が発芽している。 |
【実生2。3年目】 [メモ] 4株ずつ9.0cmプラポットに植え替えた。 | |
【実生2。4年目】 [メモ] 2株ずつプレステラ105に植え替えた。 | |
【実生2。5年目、開花】 [メモ] 本来は春に植え替えるべきであったが、4年目は秋に植え替えた。しかし春の芽が遅れ根腐れを心配したが、手持ち4株中1株が開花した。 |
[まとめ]
|