ゴマノハグサ科イワブクロ属 Scrophulariaceae Penstemon Mitchell
タルマエソウ(イワブクロ) Penstemon frutescens Lamb.(再実験)
タルマエソウ(イワブクロ)は難しい部類に属する。その後産地が異なる2種の種子を得たので追加実験をした。 実験は継続中なので、成績は今後更新する予定である。
実生1(東北北部)
実生2(樽前山)
実生3(北海道、白花)
タネ播き日:2003/09/10
発芽確認日:?
初回植え替え日:?
最終植え替え日:2008/04/05
開花日:2008/07/07
タネ播き日:2007/09/26
発芽確認日:2007/10/14
初回植え替え日:2008/05/25
最終植え替え日:2011/04/14
開花日:
タネ播き日:2007/10/31
発芽確認日:2008/04/10
初回植え替え日:2008/05/25
最終植え替え日:2011/04/14
開花日:2011/07/15
種子は入手次第播く。
播き床は火山礫(富士砂、十和田砂、桐生砂、蝦夷砂)を中心とし、適宜基本用土を混じている。
タネ播き当年中に一部発芽するものがある。春に植え替えるが、生育にはばらつきがある。
生育が良いと根も張るので、一回り大きい鉢に植え替えを繰り返す。その際鉢底にマグアンプKを置く。
実生1では5年目でなんとかを一鉢開花させた。追加実験は4年で開花させたいと思ってはじめたが、2010年の猛暑の被害を受け難渋している。
実生3が2011年の7月上旬、頂上に小さな蕾をつけた。見る見るうちに大きくなり7月14日に開花した。撮影は15日、翌日には最初の花びらを落としてしまった。実験データを下に記す。
実生2(撮影日:2009/07/24)
実生3(撮影日:2009/07/24)
【実生3。4年目開花】
タネ播き日:2007/10/31。20〜30粒を播いた。播き床は基本用土。
発芽確認日:2008/04/10。発芽したのは3粒。
植え替え日:2008/05/25
植え替え日:2009/04/18。1株死んで2株となった。
植え替え日:2009/07/24
植え替え日:2010/04/09
植え替え日:2011/04/14。1株死んで1株となった。
開花撮影日:2011/07/15
[メモ]
播き床は基本混合用土。植え替え用土は基本用土2、蝦夷砂1、十和田砂1。植え替え毎に鉢増しした。開花株の鉢は4号駄温深鉢である。 実生3では4年で開花したことになるが、イワブクロを長もちさせるのは難しい。 夏場は直射日光を避け、風通しの良い場所に置き、来年も開花させたいものと願っている。
[ここまでのまとめ]
タルマエソウ(イワブクロ)の実生は、青森市(平地)でも難しい。
何とか開花させるまではできるたが大きくなれず消滅する株が多くでる。またやっと生きているのが精一杯。
花は夏咲きで命も短い。苦労する植物の1つである。
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