サクラソウ科ツマトリソウ属 Primulaceae Trientalis L.
ツマトリソウ Trientalis europaea L.

ツマトリソウの花(八甲田山)
ツマトリソウの果実(栽培品)

【実生】
  • 種子採種日:2008/06/30
  • タネ播き日:2008/07/01
  • 播き床:ミズゴケ
  • 発芽確認日:2008/10/02
  • 撮影日:2009/05/12

    [メモ]
    種子は自家採種、採り播きした。年中は発芽しないのかと思っていたところ、10月に入ってぽつりぽつりと発芽が始まった。
  • 【植え替え】
  • 植え替え日:2009/05/12
  • 植え替え用土:基本用土4、ピートモス1
  • 撮影日:2009/06/02
    [メモ]
    植え替えには少し早いと思ったが植え替えた。植え替え後少し日を当てすぎたためか、葉焼けを起こしているようである。鉢は6.5cm連結ポット。

    【2年目】
  • 植え替え日:2010/04/25
    [メモ]
    基本用土4、蝦夷砂1で、8.5cm連結ポットに植え替えたが開花しなかった。
  • 【4年目、開花】
  • 植え替え日:2011/04/23、2012/04/19
  • 植え替え用土:基本用土、少量のマグアンプK
  • 開花撮影日:2012/05/21

    [メモ]
    2011/04/23日の植え替えはプレステラ105に4ずつ植え替えた。ツマトリソウ属(Trientalis)はサクラソウ属(Primula)と違い、地下のやや深いところに新しい子株を作るのが分かった。 植え替えたが開花しなかった。
    2012/04/19日の植え替えは4号駄温深鉢に4株ずつ植え替えた。その後花茎をのばし2株が開花した。

  • [まとめ]
    1. ツマトリソウは開花後2ヶ月で熟するようである。採り播きすると年内に一部発芽することもあるが、通常は寒さを経てからとなる。
    2. 播き床はミズゴケ床、用土床のどちらでもで良いがミズゴケ床をすすめたい。実生による生育はPrimula属より遅く4年で開花した。花付はPrimula属より劣る。
    3. なおツマトリソウは親株に接して子株を作らない。親株から離れたやや深いところの根に接して新芽を作るのがわかった。

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