冬の置き場所


山野草を栽培する人にとって、他人の置き場所を知ることは大切。その栽培環境を把握し、自分の置き場所に反映させるのが良い手段となるからである。 特に青森市は雪国であり、冬の置き場所に関して多くの人から質問が寄せられてきた。そこでここでは私の冬の置き場所につき写真で紹介したい。 なお春から秋までの置き場所は、「高山植物の実生1」に載せた。


晩秋の積雪(2008/11/20)
青森市の場合、11月に入るとミゾレまじりの初雪が降る。そして下旬になると写真のような盆栽棚を埋める積雪のあることが通常。 この雪は数日中に一旦とけるので、とけたところで冬支度(雪囲い)を行ってきた。
晩秋の積雪1
晩秋の積雪2

冬支度(2008/11/26)
積雪で枝折れが心配される木ものは、屋根のある場所に移す。私の場合は車庫の片隅と自転車置き場の一部を利用してきた。移せない場合は、雪囲いをする必要がある。 やり方は人それぞれなので省略するが、蒸れないように、水切れを起こさないようにする。枝折れの心配がない鉢は、直接地面に置き一冬を過ごさせる。 若干の鉢割れには目をつぶっている。
1年目の実生苗で植え替えできなかったものは、引き続き軒下サンルームに置いている。 植え替えできるまでに生育した実生苗、2年目以降の実生苗はブロック塀と建物の間の地面に直接置いてきた。 このような場所は雪が積もっても、著しい圧雪とはないからで、雪の被害を感じたことはない。

冬支度1(屋根のある場所。自転車置き場)
冬支度2(屋根のある場所。車庫の一隅)
冬支度3(直接地面に置く)
冬支度4(ブロック塀と建物の間)
冬支度5(軒下サンルーム)
冬支度6(軒下サンルーム)

厳冬の1月(2009/01/12)
12月中旬〜下旬に降った雪は春までとけない。直接地面に置いた鉢は春雪がとけてから棚に上げる。 屋根のある場所に移した鉢には、水のかわりに雪をかけている。鉢は凍結しその上に雪が積もっていると思って頂きたい。 雪は少しずつとけるので、週に1〜2度は補充する。軒下サンルームも同様で、時々外に積もった雪をかけている。 雪もとけ外部栽培場への鉢上げは、その年の積雪量によって違いうが春分の頃となる。
厳冬の1月(屋根のある場所。自転車置き場)
厳冬の1月(屋根のある場所。車庫の一隅)
厳冬の1月(軒下サンルーム)
厳冬の1月(軒下サンルーム)

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